体験記

そうだ、アマゾン行こう! 平松 庚三

 ARIAには救命ボートを兼ねた3台の小型高速艇が常備されており、ボクたちはそのうちの一つに乗り込み大きなARIAが入れない支流を上がっていきます。

 途中にアマゾンの熱帯雨林を管理するレンジャーステーションがあり、ここで全員の名前を登録、さらに奥へ奥へと毛細血管のように別れた支流に入っていきます。

探検ツアーに出発

高速艇でさらに上流へ

▲ 探検ツアーに出発

▲ 高速艇でさらに上流へ

 ジャングルの中は猿や鳥の鳴き声でけっこううるさい。

 木のてっぺんにはなまけものがいます。なにもわざわざあんなに高い木の上で寝なくてもと思いますが、高い木の上が一番敵に襲われることのない安全地帯だそうです。

 船のすぐそばで巨大な魚が跳ね、ピンクドルフィンが顔を出して興味深そうにボクたちを見ています。川の中州で数万羽の白鷺が羽を休めています。あまりの数の多さにそこだけが白い森に見えます。船の音に驚いた白鷺が一斉に飛び立ちます。数万羽の鳥が同時に羽を広げるので、今度は空が暗くなります。

 ボクは唸ります、「うわー、ディスカバリーチャンネルみたいだ!」

夜間ツアーで小型のワニを捕獲

▲ 夜間ツアーで小型のワニを捕獲

 夕方はワニ観察です。

 辺りが真っ暗な闇に包まれるころ、ボクたちを乗せた小型ボートは川岸をサーチライトで照らしながらゆっくりと進みます。ライトが当たると水面から出ているワニの目が赤く光り、それをめざしてボートは進んでいきます。と、突然ガイドのリカルドが身を乗り出してワニを捕まえボートに押し上げました。1m50cm位の1歳児の子供ワニです。

 暴れるワニをリカルドとボクで抑えつけました。ワニの肌は冷たくて気持ちの良い感触です。カメラを持ったみんなは大喜び、順番にワニ君との記念写真に収まりました。

 もちろん、役目を終えたワニ君は帰してあげましたが。

熱帯雨林の中の村や小学校も訪問、村人や子供たちとも交流しました。

熱帯雨林の村の風景

高床式の家に暮らす母娘

▲ 熱帯雨林の村の風景

▲ 高床式の家に暮らす母娘

 AQUA EXPEDITIONS社は、ペルーアマゾン地帯の少数民族の子供たちの教育を支援しており、この趣旨に賛同した私たちも学用品やお菓子などおみやげを持参して授業参観をさせてもらいました。裸足の子供たちはみんな元気いっぱいキラキラ光る眼が印象的でした。

小学校を訪問

▲ 小学校を訪問

 ARIAの乗客と子供たちは一緒に歌を歌ったりゲームをして遊びました。国から派遣されている先生によれば、熱帯雨林に住む子供たちは外部との交流が殆ど無く、こうしたイベントは子供たちに村の外の世界を見せられる唯一の機会なのだそうです。

 村人もみんな笑顔で私たちを迎えてくれます。警察も病院も電話もテレビも無いけど、みんなニコニコ。ここには私たちが忘れてしまった素朴な豊かさが溢れています。

冷房のきいた船内の生活も大変快適です。

 冷房のきいた船内の生活も大変快適です。

 毎晩の夕食時は地ビールやワインを飲みながらパーティーです。

 小型船の良いところは、1日たてばすぐにお互いをファーストネームで呼び合うほど仲良くなれることです。フロリダからやって来たポールとモニカ夫妻、ポールはボクと同じハーレー乗りで船内でもボクと彼だけが毎日派手なハーレーのTシャツを着ていました。イスラエルからのオデットとヨッヒー夫妻、毎年世界中を旅行して歩き、日本にも2回来たことがあるそうです。次回の来日時には一緒に浅草の居酒屋に行こうと大いに盛り上がりました。コロラドからヨハンソン一家、シアトルからジャスティン、シドニーからのケリーとパームスプリングからのナンシー母娘など、世界中の人たちとの出会い、船内で育まれる友情もこのクルージングの大きな魅力です。

乗客とクルーで記念撮影

▲ 乗客とクルーで記念撮影

 メールも携帯も繋がらない5日間を堪能しました。メールの来ない生活は快適で素晴らしかったです。(笑)

アマゾンリバークルージング!
快適に、安全に、優雅に冒険を楽しめる、21世紀型のツアーです。

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著者

平松 庚三
平松 庚三
  • 1973年アメリカン大学卒業、ソニー株式会社入社。
  • その後アメリカンエキスプレス副社長、IDGコミュニケーションズ社長、
  • AOLジャパン社長などを歴任。2000年にIntuitジャパンのCEOに就任。
  • 2002年社名を弥生株式会社に変更代表取締役社長に就任。
  • 2006年1月(株)ライブドア社長就任。
  • 2008年 小僧com株式会社代表取締役会長に就任(現任)。
  • 2011年 株式会社フロム・ナウ取締役会長就任。

AQUA EXPEDITIONS アクア・エクスペディションズ

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